今回は(夏の)押し寿司の盛合せを製作しました。
これを契機に押し寿司を含む様々な組み合わせに挑戦し、研究を
深める所存です。 【公開:2015/08/13】
ニコニコ盛り初登場。ウニ・イクラ・トロが好い方には、ご理
解できないであろう、たいへん好い組合せとなった。これでいい
のだ。ご理解できない方は、トップページに戻って大人の食育書
『いしかわ旬の鮨だより®百選譚』を読んでみてね。
【調理・撮影:2015/08/25】
祝 底曳網解禁。漁獲量が多いものをセレクトした。唯一メイ
タガレイの漁獲量のみ他種と比較して圧倒的に少ない。当初は漁
獲量が多いソウハチまたはアカガレイを予定していたのだが、急
遽予定変更した。なぜ採用に至ったのかは『鮨のネタ・噺のネタ
』のお題『131.メイタガレイ』2015/12/4公開予定
を読んでみてね。
【調理・撮影:2015/09/08】
「暑さ寒さも彼岸まで」という慣用句があるが、今年(201
5年)は旧盆過ぎあたりから急に涼しくなり、陸は今が秋真っ只
中である。しかし海の中はまだ真夏。そのピークかもしれない。
したがって、漁獲種・量豊かであり、賑やかな状況である。この
時期は当県にとって新子の季節でもある。今回の盛合せ中、アオ
リイカ、マアジ、マダイ、アカムツがそれに該当するのである。
【調理・撮影:2015/09/24】
神無月にも関わらず、恵比寿様・大黒様が皿上にご滞在いただ
いたお蔭様により、とても好い素材に巡り合えることが出来た。
サワラはスーパーでは刺身(生食用)としては出されない素材で
あり、シイラ、「つばた巻き®」のマコモタケはお目にかかるこ
とが殆どないので手に入った事自体がありがたい。画像全ての素
材に一手間かけてよりその素材の好さを引き出せた。神有月か。
【調理・撮影:2015/10/20】
海の底には素晴らしい多種多様の逸材達が生息しているが、ズ
ワイガニなるスタンドプレイヤーがもう直ぐ彼らを踏み台にし、
のし上ることになる。漁の解禁直後カニカニ攻撃が即実行され、
暴露するのは消費者のみならず、結果的には生産者や流通までも
が晒されることとなるのだが、誰もその弊害には気付かない。
煽り煽られるのは人間様。ズワイガニ様には全く罪は無い。
【調理・撮影:2015/10/28】
時化がなかなか収まらず、底曳・刺・まき網漁などは出漁でき
ない日々が続き、消費者~生産者にとっては辛い日々である。
しかし、県内東側の波裏にあたる地域の定置網は大漁。出漁で
きない生産者にとっては悔しく、それどころではないかもしれな
いが、素直に分け隔てなく祝おうではないか。みんな消費者を含
め仲間なのだ。喜びをみんなで山分けだ。山でなく海ですか。
【調理・撮影:2015/11/03】
今回お品書きの画像はありません。
◇いしかわ旬の鮨だより® 「香箱日和」
◇頭矮蟹(雌)(ズワイガニ・香箱) 石川産
香箱は雄に比べ肉(肩脚爪)の部分は捌き辛い。包丁よりハサ
ミを利用した方が、要領が良い様に思える。蟹用ハサミを持って
いるが、今回は使用せず、百均で見つけた刃先が尖って、刃が細
く長いものを活用し、結果として有用となった。ハサミの包装に
は「紙用」と表示があったが、「蟹用」と間違えたのではない。
香箱の細かな部分にも対応可と判断し、やむなく使用。
よい子はマネせずに本来の「紙用」として使用してください。
香箱の肩脚爪の白肉に われ汗まみれ 蟹と闘ふ
© いしかわ 唐変木
【調理・撮影:2015/11/10】
素材の一つマルソウダを漸く手に入れることが出来た。石川県
水産総合センターのサイト「石川の四季のさかなカレンダー」に
よると626t/年も漁獲がある。同様の漁獲量サワラは559
t、マダラは675tとの表示。なぜ金沢及び近郊ではマルソウ
ダが流通しないのか不思議でならない。ウルメイワシも792t
だが同様に見かけない。どこに消えてしまうのか?誰か教えて。
【調理・撮影:2015/11/17】
例えば中華あるある。お客様「チャーハンとライス中ください
」つまり美味しいチャーハンは「おかず」になり得る例。あくま
で例であるから今はそんなお客様はないない。(30年前見た)
べるとそれを「おかず」に白飯3膳は確実にいけます。という方
はないない。(これからは)あってもいいんですが。
【調理・撮影:2015/11/25】
慶事がありお鮨を召し上がる。お鮨はハレの食べ物であるから
自然。今日辛い事があったから、憂さ晴らしや縁起直しに召し上
がる。これもあり得る。良くも悪くもない極めて平凡な一日、そ
んなニュートラルな日に、果たしてお鮨を召し上がる動機はある
のだろうか。この際これを召し上がる(見るだけでも)各位の平
凡な一日が慶事の契機になりますように。慶雲とは吉兆の雲。
【調理・撮影:2015/12/02】
冬の雷(鰤起こし)について金沢地方気象台に問合せしたとこ
ろ、平年11月は5.6日、12月は8.2日観測され、当年(
2015年)11月は3日、12月は問合せした12月4日時点
で2日観測されたとのこと。11月は明らかに平年より少ない。
だから石川県産ブリが店頭に出回らないのか。そうに違いない。
おーい。ブリ諸君!今すぐ目覚めてくれー。聞いてないか。
【調理・撮影:2015/12/09】
忙(せわ)しい歳末。残すところ僅かの折、ちょっと一休み。
忙しいの「忙」は心が亡くなると書く。各位がこのお鮨を喫食ま
たは閲覧契機に、一息ついて心静かに自分のペースを取り戻し、
師走後半から来年への英気を養うことが出来れば幸いである。
そもさん「貧しき者にも、富める者にも皆に等しく与えられる
ものは何」・・・せっぱ「時間」。確かに平等ではあるが。
【調理・撮影:2015/12/15】
漸く冬至を越した。冬至の夜は前日~当日が長いのか、当日~
翌日が長いのか。そんな事より、その長い夜をどう過ごすのか。
柚子湯に浸かって、南瓜を食べて、「一陽来復」をいただく。そ
して、その「一陽来復」の意味をよく噛みしめて味わう。
日はまた昇る。明けない夜は無い。全てが好転しますように。
さりとてどっちが長いか気になって、ますます夜が長くなる。
【調理・撮影:2015/12/23】
◇ 2014年(平成26年)
【平成26年5月下旬撮影】
◇ 2014年(平成26年)
【平成26年7月下旬撮影】
◇ 2014年(平成26年)
【平成26年11月下旬撮影】
◇ 2014年(平成26年)
【平成26年12月下旬撮影】