旬のおたより ~ 2017年 ~

寒中鮨

お品書き

 諸般の事情により、約1ヶ月ぶりの開示となった。その原因が

自然災害ならば、それが運命(さだめ)と甘受するが、「法に抵

触しなければ、何でもあり」と実践される方に、結果として、業

務を妨害された。明らかに人災。とてもやるせない。が、済んだ

こと。正当な行為や事業は、挫けず、邁進するしかない。   

 さあ。気分を変えて、新しい年のスタートとしよう。    

                【調理・撮影:2017/01/17】

海老饗宴 睦月

お品書き

 以前、「貝一色」を紹介した折、「大人の食育」を標榜する理

由から”非売品”としたが、今回のエビづくしは、その観点から

は販売可能であるが、現実は”非売品”とせざるを得ない。  

 その理由は、今回、たまたま素材が揃ったからであり、この時

期、時化等により、一度にこれら素材が揃うのは、奇跡的。  

 素材の調達が漁獲に委ねられているから、当然と言えば当然。

                【調理・撮影:2017/01/24】

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新温鮨

お品書き

 寒い日・底冷えする日に、冷え切ったお鮨は、五臓六腑にいさ

さか酷であり、身震いする。一般的にお鮨は、やや冷えた状態で

あることが常識とされるが、この寒い時期に、どのようにして、

この”寒さ”と”空腹”を同時に凌ぎ、満たすのか。     

 結論は、「レンジで温める(温めても良い)お鮨」に至る。 

 今日は今日の幸せ、明日は明日の幸せ。ほっこりしてね。  

                【調理・撮影:2017/01/31】

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如月鬼退治

お品書き

 節分から数日過ぎて、いまさら「鬼退治」と思われるかもしれ

ないが、今月は「鬼退治強化月間」に指定されているから、何の

躊躇や遠慮なく命名した。この時期、時化が収まると店頭の魚種

が豊富になって、とても幸福な気分になれる。これなら、あの日

、どこかの方角を向いて、黙って、一気食いしなくても、幸福(

口福)に恵まれるから、これからはこれにしませんか。    

                【調理・撮影:2017/02/07】

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如月の賜物

お品書き

 時化が続き、県内産の素材がやや少ないものの、他県産がキッ

チリとフォローし、全体的には、この時期、この上ない品揃えと

なった。春の「先取り」や「走り」を堪能できた。これらを手に

入れ、口に出来るのは、幸せの限りである。まさに、日頃の行い

の賜物なのか。とても素晴らしい素材に出会えたことに感謝。 

 チョコなんていらないさ。これさえあればいいもん。    

                【調理・撮影:2017/02/14】

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千寿

お品書き

 お鮨の提供形態は、大まかに「お好み」「おまかせ」「お決ま

り」の3形態に分類されるが、「いしかわ旬の鮨だより®」は、

「ALL石川の素材を以って、旬の季節感に満ち溢れた鮨」がコ

ンセプトであり、提供形態は「おまかせ」に分類される。が、以

前から構想していた「お決まり」の企画・製造を今回、試みた。

「お決まり」だが「旬と季節感」は織り込んでいる。     

                【調理・撮影:2017/02/21】

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春兆

お品書き

 微かに雪解けを意識するが、まだ雪と雨の境を彷徨っている。

その雪解けが、海の豊穣に影響しないはずはない。山の栄養分は

全て海へと、無償で供給されている。その栄養分(有機物・ミネ

ラル)が、海の食物連鎖の源となり、植物プランクトン→動物プ

ランクトン→・・・頂点のエリック・プランクトンへと繋がる。

 春の兆しが温い脳内を教唆し、こう書かせた。明日から3月。

                【調理・撮影:2017/02/28】

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雪椿

お品書き

 調理・撮影~翌日にかけて「雪」これが「なごり雪」なのか。

2月末から暖かい日が続き、このまま「春」と思いきや、ここに

きて、「冬」に逆戻り。タイヤ替えなくてよかった。     

 一方、漁場とされる海域の水温は、この時期「底」GW前あた

りから徐々に上向くようだ。それでも、全漁獲対象が死滅するは

ずはなく、時化でなければ、この時期らしい漁獲(種)はある。

                【調理・撮影:2017/03/07】

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春宵一刻

お品書き

 春宵一刻(しゅんしょういっこく)とは、春の夜は、ほんの一

時であっても、その趣には莫大な価値があるとのこと。    

 今日の品揃えが、明日も同じとは限らないし、「お鮨」は毎日

毎食召し上がるものではない「ハレ」の食べ物であるから、今宵

のこの「一期一会」を十分に噛みしめ、味わって欲しい。   

 このひと時が、「値千金」なること相違ない。       

                【調理・撮影:2017/03/14】

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春曙

お品書き

 前回は「春宵一刻(しゅんしょういっこく)」と春の宵を称え

たが、今回は「春曙(しゅんしょ)」と銘打った。著名な方の名

著の出だしに「春はあけぼの」と、古の頃から記されているから

間違いないはず。これが当方の昼間となると「春眠不覚暁」緩み

っぱなしで具合悪い。それで、宵・曙どっちが良いのか?   

 美味しければ、どっちだっていいんですよ。        

                【調理・撮影:2017/03/21】

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豊海(とよみ)さん

お品書き

 握り鮨とは、酢飯(しゃり)の上に、何らかの主に鮮魚介類等

(ネタ)が載せられた、一口大の食物と定義されるのであろう。

「いしかわ旬の鮨だより®」のコンセプトは「ALL石川を以っ

て、旬の季節感に満ち溢れた鮨」であるから、当然、何を載せよ

うかではなく、何を載るべきかとなる。したがって、当画像の組

合せとなり、ほぼ通年、提供可能な定番「おきまり」に至る。 

                【調理・撮影:2017/03/28】

さよりさんさ

 今回お品書きの画像はありません。

 

◇『いしかわ旬の鮨だより® さよりさんさ』

 ・サヨリ 細魚 石川産

 

 画像左より、                      

1)早蕨 甘えびおぼろ添え                

2)握り                         

3)紫蘇・白胡麻入り酢飯、二段重ね押寿司         

 

 県内「サヨリ」の漁獲量は、残念ながら、右肩下がりである。

これは、資源量が減少している訳では全くなく、「サヨリ」の漁

獲を行う漁業者の減少に他ならない。つまり、「獲れない減」で

はなく、「獲らない減」ということになる。         

 獲らない理由は、どうやら、他の魚価が高いものを獲るからら

しい。定置網でも獲れるが、いつ獲れるかは分からない「守りの

漁法」であり、また、陸に揚げると足が早い(すぐ腹が黄色くな

る)から、漁業者からは嫌われているようだ。残念。     

                【調理・撮影:2017/04/04】

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満開の候

お品書き

 ここに来て、一気に満開。しかし、生憎の雨。少し散り始めて

きた所もあるようだ。まぁ「散り始めが一番美しい」のではない

か。あと何回(年)見られるのかなぁ。今、この時が旬。   

 この時期、時化の日が減って、店頭の鮮魚介類も大分賑やかに

なってきたことは、うれしい限りであるが、素材の選択に相当難

儀するのも事実。本日のベストセレクションはこれ。     

                【調理・撮影:2017/04/11】

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春のニコ押

お品書き

 「旬のおたより」は「おまかせ」のみの今回で75回(種)と

なるが、初めて「おきまり」を意識した、3/29に公開の通年

の提供を目指す「豊海さん」に続き、今回は「春」と「押寿司」

を意識した「おきまり」の「春のニコ押」を紹介します。   

 ちなみに、お鮨の提供形態(注文方式)は、ザックリと「お好

み」、「おまかせ」、「おきまり」に分類されるとです。   

                【調理・撮影:2017/04/18】

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山吹日和

お品書き

 昨年の「山吹の候」と同じネタは、ハタハタとマアジのみ。こ

のバラツキがたまらない。素材は、工業製品ではないから自然・

天然がキャスティング・ボートを掌握する。海の豊かさがホント

良く分かる。違いは、当ページを下方へ↓遡ってください。  

 櫻鱒を漸く入手出来たが、残念にも県外産。当日に他店で石川

産を見かけたが、後の祭り。美味しさに違いはない。     

                【調理・撮影:2017/04/25】

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春の盛合せ

お品書き

 この時期に相応しい旬の定番(おきまり)を決定した。鰈の種

類とマアジがイワシ類に差替のみが変動要素となる。     

 県内「鳥貝」の養殖が立ち上がってきたことは、嬉しい限りで

ある。今後、安定した量・期間・サイズ・価格を切望する。  

 「ベニズワイガニ」は当県漁獲は多いが、加工技術が確立して

いないのか、上記に加え、安定した「品質」も望まれるところ。

                【調理・撮影:2017/05/03】

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海笑う

お品書き

 お題の「海笑う」は、山用語や季語の「山笑う」から頂いた。

1)海水温が上昇時期に入り、鮮魚介類の活性が高まる期待、 

2)気候が安定し、時化の日が少なくなってきたこと、    

3)および、漁業者(JF)のGW休みが明けたことより、  

「海笑う」の表現に無理はなく、かつ適切であると判断した。 

 また、多くの「命」を頂いていることと、海の恵みに感謝。 

                【調理・撮影:2017/05/09】

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春の押寿司競演

お品書き

 最近、お鮨と音楽の共通点に気付いた。音楽の三大構成要素は

「リズム」「メロディー」「ハーモニー」が定説であり、それに

なぞらえると、酢飯や形態(今回は押寿司)が「リズム」に、ネ

タの種類と召し上がる順序が「メロディー」に、そして、その順

序による味の余韻(連続性)が「ハーモニー」に相当する。  

 それら組合せは無限大であり、即興性も大いに含まれている。

                【調理・撮影:2017/05/16】

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春のニコニコ盛り

お品書き

 春の握りのニコニコ盛り。「おきまり」(定番)に決定した。

数多ある「ネタ」の中から、この時期に相応しく、安定した漁獲

が見込め、かつ美味しさが担保され得る最善の選択を行った。 

 後は、お客様が召し上がる順序。10貫の順列は約362万通

り。ネタの重複によりその半分だが、食べ(試し)きれない。お

勧めは、手前右から左へ、奥は手前を参考に、任意でどうぞ。 

                【調理・撮影:2017/05/23】

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初夏日和

お品書き

 5月も今日を入れて、あと2日。気温もグッと上がって本日の

最高気温@金沢29.2℃真夏日目前。海水温のデータは持ち合

わせていないが、これからぐんぐん上昇するに違いない。それに

伴い魚介類の活性も上がり、安定した気候の下、時化の日が減っ

たことも相まって、市場の魚種・量が豊富となった。嬉しい限り

であるが「何をネタに」と悩む今日は、「初夏日和」。    

                【調理・撮影:2017/05/30】

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麦秋もん

お品書き

 当初「麦秋の候」と名付けようとしたが、「麦秋」の「秋」は

「収穫の時」を表すとのこと。「秋」も「候」も時節を表す意味

であると気付き、いくつかの候補を経由し「麦秋もん」に着地し

た。似て非なる「爆笑もん」ではありません。        

 この「麦秋」の時季に相応しい、役者達の勢揃いとなった。い

よいよ夏に入ったと実感できる逸材。いい仕事しています。  

                【調理・撮影:2017/06/06】

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水無月の宴

お品書き

 陸(おか)はここ数日、6月にしては寒い日が続いているが、

海の中は、その影響は限定的であろう。漁獲の種類が徐々に真夏

(盛夏)に向かって変化しつつある。ふと、昨年同時期は、どう

だったかと振り返ると、同じ品揃えはなかったし、ありえない。

 数多の魚種が生息(存在)する中で、たまたまその時に漁獲さ

れる魚種は、区々(まちまち)。まさに「一期一会」となる。 

                【調理・撮影:2017/06/13】

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夏至のニコ

お品書き

 今年は空梅雨なのか。去年はどうだったのか。全く覚えていな

いし、昨日の天気も怪しい。それどころか、今朝食べたものも、

思い出すのに一苦労する。先月からずーっと言い続けているのだ

が、決まった10種10貫を食べる順列は約360万通りもある

し、調達日の県内漁獲種は、軽く50種を越え、仮に50種から

10種を選ぶ組合せとなると、百億通り以上。食べきれないさ。

                【調理・撮影:2017/06/20】

△Page top

夏のニコニコ盛り

お品書き

 夏のニコニコ盛り(握り)の一例。素材(ネタ)に相応しい種

類は、調達日の魚種が県内の漁獲だけでも50種以上、他県産や

輸入物を含めると100種程になると考えている。仮に100種

とし、その中からの5種の組合せは、7千5百万通り以上。  

 したがって、その時点の最善の選択を尽くした結果、図らずも

毎回「一期一会」となる。この機会をどうぞ逃さずに。    

                【調理・撮影:2017/06/27】

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夏の盛合せ

お品書き

近江町市場のとある鮮魚店(卸)が、シャッターを閉じた。所謂

ステレオタイプではない、他店にはない独特のセンスの品揃えが

とても気に入り、ほぼ毎週利用していた。右に倣えの品揃えは、

消費者からすると「仕方なく買う」や「辟易」に繋がり、魚離れ

を助長・加速するのだが。海鞘・才巻海老・穴子・櫻鱒・蝦蛄・

・・・もう入手できなくなるのか。寂しい限りだ。      

                【調理・撮影:2017/07/04】

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夏のニコ押

お品書き

 すしセン®の「ニコニコ盛り」は、ネタが5種類、1種類2貫

毎の計10貫。ハーフ(半量)は、同5種1貫毎の5貫となり、

今回は、押寿司の「ニコニコ盛りハーフ」を紹介します。   

 新作の「真鯵・酢洗い大葉挟み」、「えびたいこ」が秀逸。新

たな夏の定番となりそう。鯵と大葉、エビと加賀太胡瓜、各々の

相性の好さが浮き彫りとなり、その好さを再認識させられた。 

                【調理・撮影:2017/07/11】

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白鱚五縁

お品書き

 昨年秋の「白鱚五縁」をバージョンアップした。その前に公開

した「白鱚宴」から数えるとVer.3となる。       

 今回採用されなかったレシピ(調理種)を含め、多くの調理法

が適用される理由は、白鱚本来の持つ「優しい味」がそうさせる

と断言できる。その点「サヨリ」と共通する。右から召し上がる

ことをお勧めするが、順序を変えるとまた美味さが広がる。  

                【調理・撮影:2017/07/17】

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盛夏の候

お品書き

 梅雨明け宣言は未だか。ここ数日は、暑い日もあったし、大雨

の日もあったが、気がつけば、蝉の鳴き声が盛んだ。陸の上は、

「盛夏」なのであろう。一方、海の中はその雨と高温により、植

物プランクトン→動物プランクトン→小型魚介類→大型魚介類→

人間の食物連鎖が機能し、その恩恵を享受する結果、梅雨明け宣

言に関わらず、気分は晴々となるに違いない。感謝。合掌。  

                【調理・撮影:2017/07/25】

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白鱚五縁 Type.Ⅲ

お品書き

 「白鱚五縁」は今回より、ヴァージョンアップの表記を改め、

タイプの表記とする。したがって、今回はType.Ⅲとなる。

理由は、以前に採用された「調理種」も削除せずに、復活させた

いから。削除しなければならない理由は、何もない。     

 今回も素材の調達は「購入」ではなく「釣果」。その経緯は、

「鮨のネタ・噺のネタ」ページを参照ください。       

                【調理・撮影:2017/08/01】

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あかいかづくし

お品書き

 今年も「あかいか」のシーズンが来た。今回は、昨年の「あか

いかづくし」にあった「耳(エンペラ)の握り」を「焼霜握り」

に、下足は「生」から「炙り」に置換えた。「ニコニコ盛り」の

制約から5種に限定しているが、今後、新たな調理法が開発され

れば、「ニコニコ盛り」に拘らずに、全種類一度に提供したい。

 素材の調達は「乏しい釣果」買った方が・・・やれやれ。  

                【調理・撮影:2017/08/08】

△Page top

夏の賜物

お品書き

 生産者や市場はお盆休み。したがって、ネタの魚介類は全て当

社の冷凍ストック。何卒ご了承ください。          

 お盆休み中、鮮魚介類(お鮨を含む)の需要は確実にある。 

それに対応しない・出来ない現状の生産~流通業者にとっては、

「大きな機会損失」であることは明らか。この時期だけでなく、

需要の変動に対応する「バッファ」が必要なんだろうなぁ。  

                【調理・撮影:2017/08/15】

△Page top

残暑お見舞い

お品書き

 陸の数日前はとても涼しく、もう秋が来たかと思いきや、暑さ

がぶり返し、残暑の真っ只中に突入した。一方、海中は水温がピ

ークとなる時期を迎えたようだ。シイラ(魚へんに暑いと書く)

の漁獲量が増えてきたことが、何よりの証拠ではないか。   

 石川産としては大変珍しい「ツムブリ」を初めて入手した。詳

細は、「鮨のネタ・噺のネタ」ページにて後日公開予定。   

                【調理・撮影:2017/08/22】

△Page top

夏の押寿司競演

お品書き

 底曳網漁解禁前だからであろう。店頭の魚種・量が少し寂しい

感じ。漁業者の皆様方は、きっと準備に勤しんでいらっしゃるに

違いない。乱獲による資源の枯渇は、到底考えられない。   

 ラジオから山下達郎さんの「さよなら夏の日」が流れてきた。

明後日からは9月。来週からは、底曳網漁による品々も店頭を賑

わすのであろう。暑い日が続きますが、どうぞご自愛ください。

          【調理・撮影:2017/08/29】(8/30公開)

△Page top

底曳走り

お品書き

 いよいよ底曳網漁解禁となったが、時化(シケ)により、出端

を挫かれた形となり、一部出漁の3日、調達4日~5日調理・撮

影の運びとなった次第。調達日の種類や量には、やや不満が残る

が、久しぶりに出会えた素材に大満足(試食後)であった。  

 これから、海水温が最も高い時期に入り、底曳のみならず、他

の漁法を含め、漁獲種・量が増えることに期待しよう。    

                【調理・撮影:2017/09/05】

△Page top

秋のニコ押

お品書き

 9月も上旬から中旬へ移り、市場も店頭も賑やかになり、たい

へん嬉しい。逆に魚種が豊富なことから、その選択に迷うことに

なるので、辛いところでもある。              

 今回の素材の内、ウスメバルはご近所からの「釣果」の「おす

そ分け」ありがたい。ホントは自分で釣った方が、数倍「美味し

い」のであろうが、行けない。そこもまた、辛いところである。

                【調理・撮影:2017/09/12】

△Page top

秋のニコ押

お品書き

 台風接近の予報が発表されたことと、「かなざわ総合市場」が

休市であることから、少しだけ早めに、材料調達に走ったことが

奏功し、いつもは当日の状況に応じての変更が多いのだが、事前

に計画した通りとなり、先ずは、品揃えとして満足。     

 次に、調理・撮影後の試食において、想定した以上の美味しさ

に満足。「なんなら皿まで舐めようか」ぐらい。ありがたい。 

                【調理・撮影:2017/09/19】

△Page top

清涼の候

お品書き

 曼殊沙華(彼岸花)が咲き誇り、金木犀の強い芳香に酔って、

「あぁ。もうこんな時期が来たのか」と巡る季節の早さに、我が

「温い脳内」へ、少しだけ涼しい風が吹き込んだようだ。   

 そういえば、日が暮れるのがめっきり早くなり、夕刻5時6時

から薄暗くなってしまったが、海の中は「まだ温い」。時化でな

ければ、魚種・量が豊富なので、ありがたい。        

                【調理・撮影:2017/09/26】

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中秋の候

お品書き

 お題を「中秋の候」としたのだが、厳密に言えば、公開当日が

「中秋」となる。前日の調理・撮影をご容赦願いたい。    

 何れにしても、陸は「秋真っ盛り」であるこにとは、間違いな

いようである。一方、海の中は、陸から2~3か月遅れの今が、

「夏真っ盛り」となるのであろう。時化でなければ、公開されて

いる各種情報や店頭に並ぶ魚種・量が豊富で賑やかである。  

                【調理・撮影:2017/10/03】

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秋の押寿司競演

お品書き

 秋が深まるにつれて、海産物のみならず、農産物の種類・量が

豊かになるから、素直に嬉しい。今まで取り上げてきた事例は、

「大人の食育書~いしかわ旬の鮨だより®百選譚」を参照願いま

す。今回の新作は、真菰筍を活用した「えびまこも」。今後「か

にまこも」も予定しますが、長年「扱ってみたい」と思っている

「香り高い」あの素材。手に入らないかなぁ。無理ですか。  

                【調理・撮影:2017/10/10】

△Page top

秋の盛合せ

お品書き

 「秋の盛合せ」の一例。取上げたい素材が多いから「一例」と

せざるを得ない。鮨ネタとして相応しい素材は、鮮魚介類に焦点

を絞ると、時化で入荷量・種が少ない日でさえ約30種ある。仮

に30とし、その中から10種を選ぶ組合せは、約3千万通りと

なり、紹介しきれないし、食べきれない。また、食べる順序を変

えると・これに農産物を加えると・「一期一会」ではないか。 

                【調理・撮影:2017/10/17】

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まこも三姉妹

お品書き

 もう何年も前に、真菰筍(マコモダケ)の活用方法を思案しよ

うとした瞬間に「つばた巻®」を発案した。その後、他にも何か

お鮨に活用できないか思案中、最近になってふと「何かと組合せ

ると好い」と気付き、その時生まれたのが「えびまこも」、双子

の様に「かにまこも」も同時に生まれた。そう考えると、他にも

まだ相性の好い素材がある。妹や弟が増えそうだ。      

                【調理・撮影:2017/10/24】

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神無月晦

お品書き

 あと何回「神無月晦」を迎えることが出来るのか。「大晦日」

も同様である。それを考えると少しだけ寂しくなってくるのは、

自分だけか。何れにしても、来年の同日に「お鮨」を頂けるのか

分からないし、頂けるとしても同じ品揃えとは限らない。   

 明日から「八百万の神様」は戻られるらしいが、「疫病神」や

「貧乏神」はご遠慮・・・えっ。ずっとここにいたんですか。 

                【調理・撮影:2017/10/31】

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立冬のみぎり

お品書き

 日本海側のズワイガニ漁解禁日は「立冬」を意識されていると

何かで読んだような気がするが、定かではない。調理・撮影前日

に解禁を迎え、当日(立冬)には店頭に並べられていたが、調達

・仕込が間に合わず、カニ抜きとなった。悪しからず。    

 この時期、何が何でも当日に召し上がらなくても、食べ損なう

ことはないし、カニ以外にも素晴らしい素材は豊富にある。  

                【調理・撮影:2017/11/07】

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まこも五兄弟

お品書き

 何か新しい「モノ」が発想される時は、意外とあっけない。 

3週前に「まこも三姉妹」を公開後、その好さが後を引き「他に

何かと組合せは」と思った瞬間「ににまこも」と「櫻玉まこも」

が生まれた。まこも五兄弟の仲の良さ・結束力はとても力強く、

結果「美味しいモノ」から「お美味しいコト」へ転化・昇華し、

召し上がる人々を「口福」へと導く。人としてそうありたい。 

                【調理・撮影:2017/11/14】

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霜月口福

お品書き

 秋が深まり、随分と冷え込み初雪の発表もあった。海の中は、

陸から2~3ヶ月遅れで、これから秋へと向かうのであろう。 

時化であっても、定置網漁を中心に漁獲種・量は豊富にあり、素

材の調達には事欠かないが、逆に、如何にバランス好く選択する

のかが、悩みの種となる。つまり、皆様が思う「主役」がいなく

ても十分に成立しているし、むしろそれで好いのだ。     

                【調理・撮影:2017/11/21】

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霜月ニコ祭り

お品書き

 時化が続いて、底曳網漁ものの入荷は無いが、定置網漁の入荷

が豊富にあり、素材調達に支障はない。当県漁場の幅広さの恩恵

を素直に受ける。味のバランスを考慮し、下処理した冷凍ストッ

クのニギス(底曳網漁)を当日解凍・調理し利用した。キチッと

下処理を施せば、冷凍であっても品質には全く問題はない。他に

も冷凍可能な素材があるが、下処理がポイントとなる。    

                【調理・撮影:2017/11/28】

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霜月ニコ祭り

お品書き

 調理・撮影直後に将棋の羽生棋聖が竜王戦第5局に勝ち、永世

竜王の資格を得て、史上初の「永世七冠」を達成したと知った。

その後の会見で「将棋そのものを本質的に分かっているかという

と、まだまだ何もわかっていないというのが実情」と語られた。

 「鮨の本質を探究し、美味しさを極めるよう精進しなければ」

と奮い立たさせられた。よし「鮨の永世七冠」を目指そう。  

                【調理・撮影:2017/12/05】

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冬のニコ押

お品書き

 時化が続き、県産鮮魚介類の出荷量・種は低調である。そもそ

も漁業者は「鮮魚介類の生産者」と位置付けられるが、その生産

が果たして「需要」に基づく「生産(供給)」なのかと言えば、

見込・受注生産でもなく「独立事象」としか言いようがない。 

 「需要」と「供給」それら互いに高いレベルで一致すれば、そ

の結果(対価)は、お互いに「最適」に近づく。当たり前か。 

                【調理・撮影:2017/12/12】

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冬のニコニコ盛り

お品書き

 時化が続き、厳しい品揃えの中にあっても、最善を尽くせば、

結果はついてくる。当県の恵まれた環境(漁場・生産者)に感謝

しなければならない。また、逆に言えば、豊富な品揃えの中にあ

っては、最善を尽くしたつもりでも迷いが生じ「他にもっと好い

選択があったのかも」と自ら最善を否定してしまう。たった5種

の組合せだが、とても奥が深い。最善に向けて考え続けよう。 

                【調理・撮影:2017/12/19】

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歳末のニコ

お品書き

 クリスマスを経過し、鮮魚のみならず、全ての食料品がお正月

に向けた歳末・年末進行となり、正直、いしかわ旬の鮨だより®

に相応しい鮨ネタの確保が困難であるが、懸命に探せば「ある所

にはある」もので、歳末に相応しい品揃えが出来たことに、当県

の環境の良さに感謝。さて、今年はこれにて最終回。皆様、良い

お年をお迎えください。来年もよろしくお願いいたします。  

                【調理・撮影:2017/12/26】

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