美味しさを表現する一つとして「召し上がって気持ちが落ち着
く」という言い方がある。お鮨なるものは、「ハレ」の食物であ
り、それが美味しいとなると、「喜々とする」が大多数の方々の
表現となるのであろう。しかし、それが持続可能かと自問自答し
てみると、前者の表現が「解」となる。それを実現するためには
「春夏冬」が指針。つまり「飽き(秋)が来ない」に至る。
【調理・撮影:2024/11/3】
前日の雨が寒気を引きずり込んできた。調理・撮影当日は、晴
れだが、やたらと寒い。10月も下旬であるから当然といえば、
当然。震災・豪雨・時化等の影響により、石川県産を店頭で見か
ける頻度が少ない。他県産・他国産がその穴を埋める構図が続い
ている。その状況は、今に始まった話ではない。震災前から明確
にあった。魚離れが拍車をかける。鮮魚介類のせいなのか。
【調理・撮影:2024/10/20】