旬のおたより ~ 2025年 ~

新緑清風

お品書き

 気候が良いこと、震災復興が顕著であること、流通の機能が正

常に戻りつつあること、一部の理解ある業者が存在すること、そ

の好さを知る消費者がまだまだ存在すること、それらの相乗効果

により店頭で石川県産鮮魚介類を見かける機会が増えたことが喜

ばしい限り。この際、生産(漁業)者も震災前に戻ることなく新

たな指針で「お米」の二の舞を演じることないよう願いたい。 

                 【調理・撮影:2025/5/18】

薫風礼賛

お品書き

 夜半雨が降ったんだろう。窓からの晴れた空と路面の様子に少

し戸惑う。一歩も外に出ずに、新緑の香りが漂い部屋中を満たし

てくれた(つもり)。近年稀に見る最短のGW。出かけるには短

すぎるかつ先立つものが無い。外食も諸物価高騰および懐具合を

総合的に判断した結果敬遠。消去法・・・何れの策も食い意地に

勝るものなく、最善の結論「薫風礼賛」に至る。天晴。    

                 【調理・撮影:2025/5/4】

惜春の候

お品書き

 朝晩冷え込むものの新緑が映え、春から夏への移行期間に突入

したと表現するに相応しい季節となった。暑からず寒からず。こ

の快適さが永遠にと願うが、そうは問屋が卸さない。GWに突入

し、カレンダー上は飛び石連休だが、中には11連休にもそれ以

上にもなる方もいらっしゃるようだ。羨ましさを飲み込み、春を

惜しみつつ、これでいいもんと「惜春の候」を噛みしめる。  

                 【調理・撮影:2025/4/27】

卯月麗日

お品書き

 花の時季がとっくに過ぎ、初夏の雰囲気が漂っている。暑さ寒

さが猫の目のように日々刻々と変化し、体がついていけない。特

に鼻がいけない。その専門家ではないが、寒暖差なんとかと勝手

に自己診断し、そう思い込んでいる。この時季に限っては、まぁ

花の季節から鼻の季節に移行したんだと深刻さはない。次は、梅

雨寒の時季なんだろう。何の話か。今日は、俺のすし曜日。  

                 【調理・撮影:2025/4/20】

春陽の候

お品書き

 季節の大きなゲートが開いた。一気に気温が上昇し、調理・撮

影および編集作業の間、一切の暖房なしで過ごせた。ほんの数日

前の凍える日々がウソのようだ。極端な気温変動で鼻の調子がオ

カシイ。「ハナ」繋がりで本命の「花」も目が覚め、開花に弾み

がついてほしいところ。店頭の鮮魚介類にも好い影響をと期待し

たい。「カニ」が禁漁だから消えたことは、確認した。    

                 【調理・撮影:2025/3/16】

弥生麗日

お品書き

 暑さ寒さも彼岸までを信じ、この寒さに耐えよう。つい数日前

に春の陽気を体感しただけに、この2月下旬相当の寒さが辛い。

それでも、店頭に並ぶ魚介類が少しずつ春の雰囲気を醸し出して

いるいることが救い。明日から彼岸入り。週間天気予報を眺めて

みると、春分の日を境にそれらしい気温となっていることに安堵

した。店頭の雰囲気が来週も続くと期待し、予定しよう。   

                 【調理・撮影:2025/3/16】

杪冬の季

お品書き

 杪冬とは冬の終わりのこと。そうあって欲しいの願いと裏腹に

寒さと降雪の冬ど真ん中。皮肉にも冬の終わりが名ばかりの体。

それでも、連休明けから徐々に気温が上がり、最高気温木曜日に

は10℃を超え、来週の日曜日には16℃の予報となっている。

その来週の日曜日は、もう3月。季節で言えば春。「杪冬の季」

が春への呼び水となったと思う「おめでたい人」でした。   

                 【調理・撮影:2025/2/23】

節分点描

お品書き

 2日の節分は、記憶に乏しく前回2021年(1897年以来

124年ぶり)。以降、しばらく4年毎に2日となるとのこと。

そもそも「節分」とは四季を分ける節目のことで、本来は季節の

始まりである立春、立夏、立秋、立冬の「前日」を指す言葉であ

るとWeb上から参照。決して「恵方巻の日」ではないことに相

違ない。こっちの方がずっとご利益あると確信している。   

                 【調理・撮影:2025/2/2】

睦月彩膳

お品書き

 調理・撮影当日は、何日ぶりかの晴。しかし、冷え切った屋内

に暖かさをもたらす程のエネルギーは、なかった。「一陽来復」

と、そうは問屋が卸さない。このように穏やかでも時化が収まる

までタイムラグがある。そうしている内に次の「冬型」が迫りつ

つあり、なかなか「操業」の機会に恵まれないようだ。まぁ陸が

大雪にならないだけ幸いとしよう。もうじき節分。春遠し。  

                 【調理・撮影:2025/1/12】

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新春慶祝

お品書き

 謹賀新年。昨年のことを振り返りたくはないが、触れずに「お

めでとう」とはとても言えない。静穏で街中に積雪が無いお正月

がありがたい。今年は、とにもかくにも自然災害に見舞われるこ

となく、社会的変動を含め復旧・復興の妨げとなる事象・事案が

起こらないようにと祈るばかり。どのような影響があるのかない

のか不明であるが、トランプさん関税上げるの?不安だ。   

                 【調理・撮影:2025/1/5】

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