謹賀新年。生産者が動き出し、市場が開き、年が明けて8日目
漸くモノが活発に動き出した。各位のお蔭様で、新年最初の「旬
のおたより」を公開することができた。ありがたい。それで何が
「松竹梅」なのか。先ずは器「松竹梅」と銘打たれている。そし
てネタには「まつ」いか、マコモ「タケ」、「梅」貝を織り込み
「松竹梅」。他のネタとも自然に調和し、全てがおめでたい。
【調理・撮影:2016/01/08】
冬の定番となり得るベストマッチ。お互いの素材がお互いを引
き立てさせる。この時期のこの上ないチームワークとなった。
一つの人気のネタを3貫・4貫と立て続けに召し上がる方。人
それぞれ、お好きな様にどうぞ。しかし、鮨通の風上にも置けな
い。引き立て役とされるネタの味や個性を吟味し、その美味しさ
を理解して欲しい。案外、それがセンターに立つべきかも。
【調理・撮影:2016/01/13】
これなら何かと違ってある方向を向いて黙って一気喰いしなく
ても良い。その何かをなぜこの日に喰わなければならないのか。
なぜある方向だけが吉で、それ以外全て凶とされてしまうのか。
なぜ皆と楽しく会話しながら食べてはいけないのか。いつ誰が出
現させたのか。疑問は尽きないし、子供達に説明できない。
その何かに拘らない各位全員にご多幸がありますように。
【調理・撮影:2016/02/03】
今シーズン(2015~16年)は暖冬なのか、降雪・積雪は
少なく、そのお蔭様により自宅前の雪かきは数回程度で済んだ。
やれやれホッと。それでもまだ振(フリ)込む可能性はあるが、
大汗かいて雪かきするほど自摸(ツモ)りそうな予感はしない。
厳密な春の定義を調べようとしたが、もうどうでもよい。確実
に春の足音が近づいているような気はするが、また降ってきた。
【調理・撮影:2016/02/15】
立春をとうに過ぎ来週はもう3月。春は名のみかまだ寒い。陸
はこれから暖かくなるはずだが、海水温はこれから底に向かう。
当県周辺は2~3ヶ月ズレて、GWあたりから上昇するようだ。
せめてネタは春らしくと、駆けずり回って最善を尽くしたが、結
果他県産が過半数を占めてしまった。春の走りと時化が重なり仕
方がない。ほのかに春を感じていただければ幸いである。
【調理・撮影:2016/02/22】
当日迄に入手可能で、旬を中心に雛祭りに相応しい素材を厳選
した。これは「何か」と違って、本日これを召し上がらないと幸
に恵まれないことは絶対ないし、ある方角を向いて一気食いしな
くてもよい。なので「何か」に囚われずに、今日この素材に出会
えた幸せ(一期一会)を噛みしめて、召し上がってください。
話は全く別だが、雛人形は早く片付けた方がいいらしい。
【調理・撮影:2016/03/03】
名実ともに冬が過ぎ、春の気配はするが、海水温は今が底なの
であろう、魚介類の活性は低い。それでも時化の日が減って、出
漁の機会はかなり増えてきた。それに伴い、漁獲量・種が自ずと
豊富となる。そもそも冬季に全滅するはずもなく、時化が少漁の
主要因ではあるが、時化には関係のない「獲らない」もある。
磯の香の ひねもす匂ふ のたり東風 (臥牛)
【調理・撮影:2016/03/15】
暑さ寒さも彼岸まで。漸く暖かさが増してきた。開花はもうす
ぐなのであろう。店頭の鮮魚介類もだいぶ賑やかになってきた。
今回は、全体に対する白身の割合が多い。まだ品揃えの中に加
えたい種類が豊富にあるのだが、白一色では具合が悪いし野暮。
ちなみに、他にはメバル・ウスメバル・マコガレイ・マダイ・オ
ニカサゴ・ホウボウ・カナガシラ・・・きりがない。
【調理・撮影:2016/03/20】
暖かくなり開花に一段と弾みがつき、楽しみが増えて喜ばしい
限りではあるが、よく利用していた鮮魚店が3月31日で閉店。
こちらは寂しい限りで辛い。昔ながらの形態を継承し続けていた
店舗であった。閉店の理由は外的環境の変化に対応しなかった、
出来なかった事が全てであろう。変えなくてもよい点もあったの
だが。商品である鮮魚介類にその理由を求めているのではない。
【調理・撮影:2016/03/28】
金沢気象台発表によると今年の開花は3/30、満開は4/4
事前の予想よりかなり早くなった。何ゆえに咲急いだのか。
櫻鯛、イイダコの櫻煮、櫻おぼろ(甘えび)、櫻玉と満開に相
応しい品揃えを準備することはできたが、サクラマス(櫻鱒)を
調達できず残念。満開が早まった歓びに代えてご容赦を。次回以
降に(他の素材も同様に)出会える楽しみが増えた。
【調理・撮影:2016/04/06】
花の種類に疎い筆者が知る数少ない種類の一つ、山吹が近所の
公園にて、今が盛りと咲き誇っている。今年は櫻も早いし、山吹
も同様のようであるが、どれだけ早いかなどは不明、近所の公園
だけが早いのかもしれない。もちろんお題の「山吹の候」に相応
しい食材は今が旬。器も「山吹」の銘で正に旬。相乗効果により
その美味しさに拍車が掛かる。器は食べられませんが。
【調理・撮影:2016/04/18】
この時期に漁獲が多い素材を取り揃えた。正に旬。一般的には
高級とされない素材であっても、丁寧に処置(手当)を施すと旬
と相まって、この上なく上等となる。そして、マイワシ、スルメ
イカ、ハタハタ、ニギス、甘えびと玉子の絶妙なチームワークが
全体としての付加価値を高める。つまり、どの素材も外せないバ
ランスの良さ(チームワーク)も重要なポイントとなる。
【調理・撮影:2016/04/26】
こどもの日に相応しい、お子様各位が喜ぶであろう品揃えと、
両親・祖父母が願う縁起を担いだ出世魚とされる鱸、黒鯛、鮗、
鰆、鰤を織り込みつつ、「旬」を意識した素材を選択した。
最善を尽くしたが、結果ある意味八方美人的な品揃えとなって
しまったのかも知れない。その点、どうぞご容赦を。
少子化の折、子供はこの世の宝。健やかにと祈念します。
【調理・撮影:2016/05/05】
春(初夏)の押寿司盛合せについて考えてみた。結論は画像や
お品書きの通りに。他の候補も複数あったが、組合せの相性によ
り外れた。しかし、そもそもそれらは素晴らしい素材。別の機会
に出動していただくこととする。
当初から決めていたお題は「五月晴」だが当日は生憎の曇天。
お題に相応しくこれでスカッと晴れるか。気分だけでも。
【調理・撮影:2016/05/09】
今回お品書きの画像はありません。
■『いしかわ旬の鮨だより® イカ丸7』
・スルメイカ 鯣烏賊 石川産
イカ丸7(いかまるせぶん)の名の通り、イカ(スルメイカ)
の丸ごと7貫。画像左より、
1)イカの耳(エンペラ)を全て含んだ先端の部分1貫
2)3)胴部、生の糸造り2貫。薬味はわさび、卸生姜。
4)5)胴部、煮付(煮イカ)2貫。
6)7)下足の湯霜2貫。薬味はわさび、卸生姜。
スルメイカとしての旬は春~秋であるが、特に麦秋(麦イカ)
の頃がその「盛り」となるのであろう。今回はスルメイカを取り
上げたのだが、コウイカ、ケンサキイカ(赤いか)、アオリイカ
、ヤリイカもその候補になり得る。
【調理・撮影:2016/04/26】
いしかわ旬の鮨だより®は原則10種10貫ではあるが、前回
の「イカ丸7」に続き、掟破りの1種6貫となった。
素材は1種に相違ないが、味の感じ方は明らかに6種と言わざ
るを得ない。同じ1種類である「鯵」が6種類の「味」を生み出
すことから「あじ六」と命名した。全種試食後、どれが1番かと
脳内反芻時にまた全種食べたくなる(後を引く)逸品。
【調理・撮影:2016/05/24】
夏の始まりがやって来た。未だ走りとは言え、トビウオやサザ
エが獲れ始めた。いよいよと表現するに相応しい時期となる。
これから9月~10月に向けて海水温がぐんぐん上昇する時期
を迎え、それに伴って新子の季節を迎えることにもなる。
また、底曳が終了する今月末までは、1年で最も水揚魚種の豊
富な時期であるとも言える。今食べないと、いつ食べるの。
【調理・撮影:2016/06/14】
思い起こせば、冬至の夜は前日~当日、当日~翌日のどちらが
長いか、それを考えると、ますます夜が長くなると書いたが、そ
の真逆の夏至。当然、夜の長さは興味の対象外となり、焦点は昼
の長さとなるが、選択肢は一つの当日となる。それでも真逆とは
ならずに、朝も4時過ぎから鳥(主にカラス)が騒ぎ出し、睡眠
のクライマックスを妨げる。安穏と眠れないのは同じか。
【調理・撮影:2016/06/21】
底曳網漁も終わりに近づき、次回(未定)からは禁漁となる。
寂しい限りではあるが、今回の底曳ネタは甘えびのみであろう。
海水温上昇中のこの時期、海面に近い層による他の漁法が盛んと
なるから必然となる。残念ながらもそれらの漁法でさえ、近年は
「獲れない減」ならぬ「獲らない減」もあるようだ。
何れにしても、漁獲と消費者の実需要は各々独立事象である。
【調理・撮影:2016/06/28】
この時期になると毎年「夏枯れ」などの言葉を金沢および近郊
の「鮮魚店」で頻繁に耳にする。当然、農産物の渇水による被害
のことではなく、海産物に対する鮮魚店側の悲鳴に近い嘆きであ
る。底曳網漁禁漁のこの時期、他の漁法までもが禁漁となった訳
ではないのだが、漁獲量・種が極端に減る。もちろん鮮魚介類が
全滅してしまう訳でもないし、需要が激減する訳でもない。
【調理・撮影:2016/07/07】
当局からは未だ梅雨明け宣言は出ていないが、もう夏への扉は
開けられたような気がする。ラジオからは丁度、山下達郎さんの
「夏への扉」が流れてきた。お題は決定。背中を押された。
山友より、今年は白山の残雪が極端に少ないとの知らせがあっ
た。渇水対策が必要なのかと脳裏をよぎる。日本は広い。大雨に
よる被害も報じられている。お見舞い申し上げます。
【調理・撮影:2016/07/12】
海の日に向けて、数日前から調達~仕込を行っていたが、市場
は休み、それに伴って販売業者が休み、加えて時化。極端な品薄
状態であり、まさに夏枯れで苦戦。生産者の動きに、消費者が消
費行動を合わせなければならないのは、食品に限らず他の業種で
はあり得ない。魚離れの原因を作り、自ら実践しているとしか言
いようがない。魚価の高騰狙いはそれを加速することになる。
【調理・撮影:2016/07/18】
梅雨明け宣言が発令され、暦は大暑を過ぎ、お題の「夏本番」
が虚飾ではないと明らかとなったが、雨が降り急に涼しくなり、
戻り梅雨かも。相変わらず「夏枯れ」は人為的(作為的)に継続
され、残念ながら量・種類の何れもピーク時に比べて少ない。
それでも、少ないなりにない知恵を絞り、当メニューに漕ぎ着
けたのだが、むしろ、これが旬真っ盛りの結果となり美味。
【調理・撮影:2016/07/26】
シロギスはどの調理法を採用しても美味しい。逆に言えば、数
多ある調理法にも順応する「適応力」があるということになる。
鮨のネタとしては、今回紹介する5種以外にも調理法はあるの
であろうが、1種類に絞る(正解)ことは難しいしどれも美味。
当素材が自らの釣果であることは、その美味しさに拍車がかか
る。自画自賛の典型と映るかも知れないが、間違いないのだ。
【調理・撮影:2016/08/01】
あかいかの釣果をお鮨の作品としてHPに公開しようと企画し
て4年以上経過し、ここにきて漸く実現できた。HP立ち上げに
約2年半かかり、いざ「あかいか」の出番と意気込んでいたのだ
が、昨年は色々あって保留。今年こそはと、幸い釣行の機会にも
恵まれ、今回公開の運びとなった。やれやれ。
5品種の採用にも時間を掛け厳選した。逸品ぞろい。
【調理・撮影:2016/08/05】
立秋をとうに過ぎたこの時期の心身に酷な、この暑さを「残暑
」と言うらしい。「残暑お見舞い申し上げます」と自分に言いた
い。もちろん、当HP閲覧各位に謹んで申し上げます。
酷なのはこの暑さだけではない。お盆のこの時期生産者や市場
は休み。ネタの調達は不可能。したがって今回の品揃え中、卵以
外は全て事前ストックの解凍モノ。何卒ご容赦ください。
【調理・撮影:2016/08/15】
禁断の貝一色。もう何十年も前からこんな鮨があったら楽しい
だろうと、色々な組合せを空想(妄想)していたのは事実である
し、それをこの機会に実現し、HP上公開できたことはある意味
至福ではある。しかし「大人の食育」を標榜し啓蒙中の折、誰が
見ても「偏食」と映るのは至極当然であるから参考事例となる。
したがって非売品。一度きりの究極の自己満足である。
【調理・撮影:2016/08/23】
来週からは底曳網漁解禁。それはそれで嬉しいが、漁法が何れ
であってもその対象は自然天然。当県ではこの時期新子が多く含
まれつつある。今回はアオリイカ、小鯛、鯵がそれに該当。
話変わって、当ページがゆっくりスクロールし、丁度良い位置
に止める。の夏休み期間中の宿題が完了し、TOPページにも応
用できた。皆さん宿題終わりましたか。あぁこれからですか。
【調理・撮影:2016/08/30】
祝底曳網漁解禁。先週(8月中)と比較して店頭の品揃えの寂
しさが一気に解消し、とても賑やかになったことは嬉しい限りで
ある。つい底曳ものにその焦点が絞られるが、底曳網漁解禁によ
り他の漁法が禁漁となるわけではなく、協同の賜物である。
当然、今まで店頭を支えてくれた他の漁法にも感謝しなければ
ならないし、それらの漁獲対象も美味しく頂きたい。
【調理・撮影:2016/09/05】
旬のおたよりを本格的に開示してから、今月に入り1年を経過
した。それ以前から合算すると、約3年以上市場の状況や店頭を
見てきたことになる。結果、季節毎の品揃えが迷いなく出来るよ
うになったが、この時期からは10種に絞り切れない「迷い」で
はなく「悩み」となる。やれやれ。とは言うものの、毎回その時
点においての最善の品揃え。自信を以ってお勧めする。
【調理・撮影:2016/09/13】
釣人ならよくご存じであろう。船ギス釣りは「落ちギス」のシ
ーズンに突入し、11月初旬頃まで続く。その後は越冬ギス狙い
で、春先~初夏までお休み。6月下旬頃~7月上旬頃が次のシー
ズンインとなる。画像の素材は船釣り(穴水周辺)釣果を利用。
以前公開の「白鱚宴」を改善し「白鱚五縁」としての再登場。
これを見た・召し上がった方々に良いご縁がありますように。
【調理・撮影:2016/09/19】
気象庁のWebサイトから「旬平均表層水温」の水深50mを
過去に遡って、その傾向を観察すると、石川県周辺では20℃を
下回るのは概ね12月に入ってからと読み取れる。
陸は夏の気配が消え、秋の真ん中へと向かう感はあるが、海の
中は今が夏の盛り若しくは、ややピークを過ぎたところか。漁獲
された魚種に秋の気配はあまり感じられないが、これが旬。
【調理・撮影:2016/09/27】
何千年何万年前からかは詳らかではないが、本邦の魚(鮮魚介
類)食文化は連綿と継続していることは事実である。しかし、何
時からそれらに美味しい・不味い等の評価がされるようになった
のかは不明。きっと、何らかの経済的価値が付加された時点で、
「本来の味」から「お金の味」に味付け直されたに相違ない。
「美味しい」から「オイシイ」への退行。残念至極。
【調理・撮影:2016/10/04】
二日と晴天が続かないし、先日は台風崩れの温帯低気圧がその
名を偽り猛烈な暴風を巻き起こし、金沢の最大瞬間風速は、南西
43.4m/s(5日21時09分)の観測史上の極値を観測し
た(金沢地方気象台HPより)とのこと。調理・撮影日の10日
は晴天特異日であるが曇天。しかも波高により予定していた釣行
は中止。タイトルの「秋時雨」は気分がそう書かせた。
【調理・撮影:2016/10/10】
海も陸も秋真盛り。天候が安定し、波高の日がめっきり減って
嬉しい限りである。いしかわ旬の鮨だより®を応援してくださる
皆様のお陰様で、この時期に相応しい旬の食材に巡り合えたこと
に感謝しなければならない。これは神無月の折、不在の八百万の
神様に代わって皆様からの賜物であることに相違ない。
つまり、「お客様は神様」の所以。
【調理・撮影:2016/10/18】
いしかわ旬の鮨だより®ニコニコ盛りの定義は極めて素朴。1
種2貫毎の5種10貫。2コずつだからのニコニコ盛り。もちろ
ん、いしかわ旬の鮨だより®のコンセプト「ALL石川県産の素
材を以って、旬の季節感に満ち溢れた鮨」を踏襲しています。
召し上がった皆様がニコニコとなりますように、真心を込め、
謹んで製造しております。はい。画像は食べられません。
【調理・撮影:2016/10/25】
時化・凪に関わらず、店頭に並ぶ魚種が豊富なのはこの時期な
らでは。嬉しい限りだが、その豊富な種類の中、10種に絞るこ
とはとても苦痛。思い起こせば、正月休み・冬の大時化・夏枯れ
・台風と漁獲が無い苦しみから比べれば、贅沢な悩みではある。
もう直ぐズワイガニ解禁。今度はカニカニ攻撃によりまた悩ま
されるのか。やれやれ。でも、1年あっという間。早いねぇ。
【調理・撮影:2016/11/01】
暦は立冬を過ぎ、6日午前0時にはズワイガニ漁解禁。店頭は
いよいよカニカニ攻撃に曝されて、ズワイガニ以外の素敵な素材
が何処かに追いやられてしまうから要注意だ。もちろんズワイガ
ニが素敵でないと言っているのではない。食品ロス(廃棄)の問
題をも含め、生産(流通)のプッシュ型からプル型への転換が求
められるのだが、誰も気付いていないのだろうなぁ。
【調理・撮影:2016/11/08】
いしかわ旬の鮨だより®は明確に区分してはいないが、9月~
11月を秋と位置付けている。それを素直に採用すれば、もう秋
は2カ月半経過し、あと半月で冬の区分となる。ふと気が付けば
ここ最近、押寿司を取り上げていなかったし、晩秋を意識した押
寿司は今までなかったから今回計画・実施してみた。新作のアカ
カマス・小アジも大変良い出来となった。
【調理・撮影:2016/11/15】
勤労感謝の日は、国民の祝日に関する法律第2条によれば「勤
労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」ことを趣
旨としているそうだ。勤労者各位に労いと、感謝の言葉を贈りた
いし、特に、当日勤務に当たっている皆様方には、お休みの方々
より、一段とその労いと感謝の気持ちを増量せざるを得ない。
つまるところは、自分へのご褒美となった次第。美味しい。
【調理・撮影:2016/11/23】
晦・晦日どちらが正しい「みそか」かは、その専門家に委ねる
として、11月の「つごもり」当日に調理・撮影となったことか
ら「霜月晦(しもつきみそか)」と命名した。
1年あっという間に過ぎ、もう来月の晦は「大晦日」となる。
皆様方のこの1年は、いかがだったでしょうか。明日からは今年
最後の月、ご健勝とご多幸をお祈りいたします。年賀状か。
【調理・撮影:2016/11/30】
昨年にも紹介した「香箱日和」今回から量産を意識し、厳密に
1杯ををニコニコ盛り(10貫)に展開した。昨年より、バラン
スを重視し、量産体制が確立すれば、この配分でリリース決定。
石川県産の場合、漁期は11月6日~12月29日迄の2ヶ月
弱。もう少し期間が長ければなぁと思うが、仕方ない。
今日が「香箱日和」の日であったことに感謝。幸いである。
【調理・撮影:2016/12/06】
「鯖八」(サバの盛合せ)は、相当以前から企画していたが、
今回、漸く実現の運びとなった。結果は、大満足の好印象。
ゴマサバの漁獲について以前、県水産センターに問合せたとこ
ろ、混獲されることと、現実的に仕分できない理由から、マサバ
の漁獲(量)に含まれるとのこと。味の違いは全く無く、両者と
も美味。脂が乗っていれば、なおよろし。ハーフもできます。
【調理・撮影:2016/12/13】